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不況の時でも・・・

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事故・労災紹介
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 こんにちは。コロナで色々大変な時期が続いています。景気は悪化していますが、製造業はそんな中でも現場の安全を確保しないといけません。こんな時でも出来ること、やらなければならないことについて考えてみました。

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景気悪化時の危険増大要因

設備的要因

  • コスト削減のため安全確保に必要な保全工事を先送りし、老朽化した設備で運転を継続する
  • 低負荷運転によりプロセスが不安定となり、事故が起きやすくなる
  • 在庫圧縮への圧力も強まり、低負荷運転でも生産量が過剰であればシャットダウンやスタートアップを繰り返すことになる。つまり非定常作業が頻発する

人的要因

  • 人員削減により1人当たりの作業負荷が増大する
  • 非定常作業の頻発により作業員への肉体的・精神的ストレスが増大する
  • 自身の職の安定性に不安を感じるようになる

できることは?

 不景気でお金が無いから安全対策ができませんでした、結果事故が起きましたではシャレにならないし運転管理を担当するエンジニアとしてあり得ないですよね。プラントでの事故は、自部署のメンバーだけでなく工事や検査に入ってくれる業者さんや、近隣住民の命や健康を脅かすことになります。そのため安全を担保できるように不景気の中でもやれることを考えてみます。

  • 保全・改造・改善について重要な安全策を実施する時期を考えること
  • コスト削減措置により安全活動へ影響しているものはないか確認すること
  • 低稼働・停止中に技術的な学習・教育を関係者で行なうこと
  • 低負荷運転でのミニマムロードを設定し、その値以下で運転しない
  • 人員配置の変更や、保全周期・内容の変更、プラントの改造について変更管理を関係部署で徹底すること

 特に設備の保全周期や項目、プラントの改善については製造課だけでなく保全部門とよく相談したうえで実行しないといけませんね。

 また、停止期間中で時間に余裕があれる場合は現場の3Sや配管の行先表示、定置管理の見直し、作業手順書の整備等普段時間がとれていないことに関して運転員へ依頼して進めておきたいところ。(手順書の見直しとかは会社によっては技術スタッフがやるかもしれませんね)

最後に

 不景気でも安全なプラント操業は死守しないといけないので、考えてみました。まだまだ未熟ですので、もっとやるべき事あるだろ!という意見あるかと思います。是非ご教授ください。

 ご安全に!

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